WebアプリケーションのデータベースというとMySQLやPostgreSQLなどのオープンソースデータベースが一般的ですが、Microsoft SQL Serverを利用することができるものもあります。
そのようなWebアプリケーションであればデータベースにSQL Serverを選択することで、可用性や耐障害性を強化することが可能です。
今回は、SQL Serverの無償版であるMicrosoft SQL Server 2008 ExpressをWindows Server 2008にインストールする手順を以下に示します。
- 事前に必要なソフトウェアのインストールと設定
SQL Server 2008 Expressのインストールには、Windows Installer 4.5とWindows PowerShell 1.0が必要です。- Windows Installer 4.5のインストール
ダウンロードページからインストールするWindowsの環境にあったインストーラをダウンロードしてインストールする。
インストールするOSに対応するインストーラは、ダウンロードページの「注意事項」に記載されている。
Windows Server 2008の場合は、- 32bit: Windows6.0-KB942288-v2-x86.msu
- 64bit(x86_64):Windows6.0-KB942288-v2-x64.msu
- Itanium:Windows6.0-KB942288-v2-ia64.msu
- Windows PowerShellのインストール
- [スタート] - [管理ツール] - [サーバー マネージャ]を起動する。
- 左側ツリーで「機能」を選択する。
右側の機能に表示される一覧に、「Windows PowerShell」が表示されている場合はインストール済み。
そうでない場合は「機能の追加」をクリックする。

- 「機能の選択」画面で「Windows PoserShell」を選択する。

- 「インストール オプションの確認」画面でWindows PowerShellがインストールされることを確認し「インストール」する。

- 「インストールの結果」画面で、インストールが正常に完了したことを確認する。

- 「サーバー マネージャ」に戻り、Windows PowerShellが機能に含まれていることを確認する。

- SQL Server Database Engineサービスのアカウントを作成する。
- Windows Installer 4.5のインストール
- SQL Server 2008 Expressのダウンロード
Microsoft SQL Server 2008 Express with Advanced Servicesのダウンロードページより、インストール先のWindowsが32bitであれば「SQLEXPRADV_x86_JPN.exe」を、64bitであれば「SQLEXPRADV_x64_JPN.exe」をダウンロードする。 - ダウンロードしたファイルを実行すると、「SQL Server インストール センター」が起動する。
- システム構成をチェックする。
- 「SQL Server インストールセンター」画面に戻り、左側メニューの「インストール」をクリックする。

- 「SQL Server の新規スタンドアロン インストールまたは既存のインストールへの機能の追加」をクリックする。

- 「セットアップ サポート ルール」画面で、失敗や警告が0になっていることを確認する。
(4-2.システム構成のチェックで確認済みのため、0になっているはず。)

- 「プロダクト キー」画面が表示されるが、SQL Server Expressでは入力の必要がないので、そのまま「次へ」をクリックする。

- 「ライセンス条項」画面で、「使用許諾契約書に同意する。」を選択する。

- 「セットアップ サポート ファイル」画面で、「インストール」をクリックし、インストールを実行する。

- 「セットアップ サポート ルール」画面で、問題となる失敗や警告が出ていないか確認する。
「Windows ファイアウォール」が警告となる場合があるが、ここではそのまま進める。

- 「機能の選択」画面で、「データベース エンジン サービス」「管理ツール - 基本」「SQL クライアント接続 SDK」を選択する。

- 「インスタンスの構成」画面では、インスタンスの名前やIDなどを変更する必要がなければ、そのまま「次へ」をクリックする。

- 「必要なディスク領域」画面で、ディスク領域が不足していないことを確認する。

- 「サーバーの構成」画面で、SQL Server Database Engineサービスの「アカウント名」と「パスワード」に、前述(1-SQL Server Database Engineサービスのアカウントを作成する。)で作成したアカウントの情報を入力する。

- 「データベース エンジンの構成」画面で、SQL Server 管理者を指定する。
SQL Serverの管理専用ユーザーを作成しても、既存のユーザーを指定しても良いだろう。

- 「エラーと使用状況レポート」画面で、エラー時などにMicrosoftに自動で送信する情報を指定する。
これは、選択してもしなくても、どちらでもよい。

- 「インストール ルール」画面で、インストール処理がブロックされる原因がないか確認する。
失敗や警告が0でない場合は、その問題を解消する。

- 「インストールの準備完了」画面で、設定を確認し、問題なければインストールする。

- 「インストールの進行状況」画面で、各機能のセットアップが成功していることを確認する。

- これで、SQL Server 2008 Expressのインストールは完了。

- IIS上のPHPからSQL Serverを利用する場合は、当サイトのPHP on IISからSQL Serverを使うに従って設定する。
以上



